
鎌倉駅から近い大町にある、「ふくや」という、酒場とそば屋とラーメン屋が合体した、不思議なお店に行ってきたのでご紹介。
鎌倉に住んでいる人は皆口を揃えて言うのだが、鎌倉は昼の街である。
東京や横浜から完全に日帰り圏内のため、鎌倉に泊まっていく観光客は少ない(だからホテルもすごく少ない)。
ほとんどの観光客が日中やってきて、遅くとも夕方には帰ってしまう。
だから、夜の鎌倉はガランとしていてすごく静かで、開いているお店も昼に較べると格段に少なくなる。
でも逆に言うと、そんな鎌倉だからこそ、夜は地元民のためのお店がいい味を出すのだ。
この「ふくや」もそんな地元民のための、夜もやっているお店の一つ。
さっそく紹介しよう。
ふくや 〜 鎌倉・大町の5席限定の山形そばとラーメン・酒場がミックスした不思議空間が素晴らしかった!! [鎌倉グルメ]
▲ やってきました、鎌倉は大町の「ふくや」。
支店が六地蔵にもあるとのこと。
看板にも「酒場」「山形そば」と書かれているとおり、山形出身のオーナーと店主の方で経営されているとのこと。
▲ 鎌倉の暗い住宅地に、この提灯が実にいい感じで灯っている。
▲ お店の中はカウンター5席のみ。
確かに酒場には見えるが、知らない人はそば屋にもラーメン屋にも見えないだろう。
▲ 日本酒は山形のお酒のみ、というこだわりっぷり。
おつまみも、山形ならではのメニューも多い。
▲ ビールをいただきつつ、まずはポテトサラダ。
メニューに「エリちゃんのポテサラ」と書いてあって、「エリちゃんて誰?」という話になる。
ご主人によると、六地蔵にある支店の方では朝食を出していて、その朝食を作っているのがエリちゃんなんだとか。
▲ 玉こんにゃく。
「山形のファストフード」と書かれていたが、これが妙に癖になる美味さ。
ビールのあとは日本酒を冷でいただいた。
山形のお酒もおいしいものが多いね。
▲ 山形名物「芋煮」。これもすごく美味しかった。
芋だけが出てくるのかと思ったら、野菜やきのこ、豚肉などが一緒に煮込まれていてすごく美味い。
▲ 親鳥のたれ焼き。
これも想像と違ったが、タレが絶妙の風味ですごく美味い。
で、軽く飲んだので、そろそろ〆のおそばを、という話になる。
壁のメニューにおそばが書かれていないと思ったら、おそばだけ別紙で出てきた。
山形では、そば屋に中華麺、つまりラーメンも一緒に出すお店が一般的で、この「ふくや」も日本そばと中華麺を両方メニューに載せているのだそう。
だから、「ラーメン屋のようなそば屋のような」というような、不思議なレビューが食べログに多いのか。
やっと合点がいってスッキリ。
そして僕は鳥中華のあっついのをお願い。ラーメンである。
▲ そして登場したのがこちら、鳥中華のあっついの。
ちなみに冷たいのもできて、そちらは「つったいの」と言うのだそう。
トッピングに揚げ玉やきゅうりの千切りなどが入ってて、まさにノリは日本そばである。
▲ 鳥中華なので、焼豚の代わりに焼いた鳥がどっさり入る。
これが絶妙。
結果歯ごたえがあるのだが、がっつり美味い。
▲ 麺は中細くらいの縮れ麺。
そしてスープがすごくて、かなり甘い和がベースの醤油味。
甘いのだが旨い。
飲んだあとにこれは中毒性が高い。
▲ ご一緒させていただいた先輩作家で鎌倉在住の先輩でもある小倉広さんとツーショット。
ありがとうございました!!
まとめ
ちょっと強面(失礼)のご主人で、最初軽く緊張したが、話しはじめたらとても気さくな方で安心した。
たった5席しかないのに、「昼飲み万歳」と書かれていて、酒場として昼から飲んでもいいそうだ。
とてもユニークでエッジが効いていて、素晴らしいお店。
良いところを知った。
ここはリピート確定。
鎌倉 大町 ふくや、オススメです!!